遺言書を書きたい方へ~その遺言、誰が執行しますか?~
- 桜井 雪

- 6月9日
- 読了時間: 2分

「遺言書を書いておけば安心」と思っている方は多いかもしれません。
でも実は、遺言書に資産の分け方を記載するだけでは「安心」とはいいきれません。
相続が発生した時、重要になるのは「遺言執行者」の存在です。
遺言執行者とは、遺言書に書かれた内容を実際に手続きする役割の人です。
たとえば、銀行の預金を解約したり、不動産の名義変更をしたり、遺言通りに相続人へ財産を分けるなど、さまざまな役割を担います。
相続の手続きは、思っている以上に時間も手間もかかります。
遺言書の内容によっては、相続人全員が円満に協力してくれるとも限りません。
「お父さんは本当にそう思っていたの?」
「自分の取り分に納得がいかない」
など、不満を抱える人がひとりでもいると、手続きのストレスは更に増してしまいます。
遺言執行者はいわば “故人の想いを形にするサポーター” のような存在です。
あらかじめ指定しておけば、遺言の内容に沿って冷静に手続きを進めやすくなります。
遺言執行者は家族の中から選ぶこともできますが、サロンでは専門家に依頼することをおすすめしています。もちろん、よりそう相続サロンも執行者になることができます。
遺言執行者は責任ある役割のため様々な義務も生じます。
専門家に任せることで、残されたご家族の負担を軽減でき安心感も大きくなります。
遺言書は、単に財産を分けるためのものではありません。
「家族に困ってほしくない」
「できるだけ揉めずに相続してほしい」
という想いを残すものでもあります。その想いをきちんと実現するために、遺言執行者を決めておくことは、とても大切な準備のひとつです。
これから遺言を考える方は、資産の配分だけでなく「執行を誰に託すか」まで考えてみてはいかがでしょうか。きっと、残されるご家族の安心につながるはずです。
行政書士 桜井 雪




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