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実家を空き家にしないために~親が元気なうちにできる相続対策~

  • 執筆者の写真: 山岸 誠
    山岸 誠
  • 5月20日
  • 読了時間: 2分


近年、相続した実家が空き家のままになってしまうケースが増えています。

実際にご相談を受ける中でも、「親が亡くなってから何も決められず、そのまま数年経ってしまった」というお話は少なくありません。


最初は「いつか使うかもしれない」「すぐには整理できない」という気持ちでも、時間が経つにつれて建物の管理が難しくなっていきます。庭木が伸び、雨漏りが発生し、換気されないことで湿気や傷みも進んでいきます。


何年も空き家として放置されていて、住宅の劣化が進んでいる現場も見てきました。

「そろそろ売ろうかな」と思った時には、中古住宅としての価値がほとんど無くなってしまい、解体を前提にした土地価格でしか売れないケースもあります。


特に地方では、人口減少や空き家増加の影響もあり、「古くても売れる時代」ではなくなってきています。だからこそ、相続が発生してから考えるのではなく、親御様が元気なうちから方向性を話し合っておくことが大切です。


不動産は、現金のように簡単に分けることができません。

誰が住むのか、管理するのか、売却するのか。家族それぞれの事情や想いがあるからこそ、事前の共有がとても重要になります。


また、親世代にとって実家は思い出の詰まった大切な場所です。一方で、子世代は仕事や家庭の事情で地元を離れていることも多く、「管理したくてもできない」という現実もあります。


相続相談の現場では、「もっと早く話しておけば良かった」という声を本当によく耳にします。逆に、事前に家族で方向性を共有できているご家庭は、相続後も比較的スムーズに進む傾向があります。


相続対策というと、相続税や節税の話をイメージされる方も多いですが、本当に大切なのは“家族が困らない準備”です。


「まだ早いかな」と思う時期こそ、実は一番良いタイミングかもしれません。親御様の考えを聞きながら、将来この家をどうしていきたいのかを少しずつ話しておく。その積み重ねが、空き家問題を防ぎ、ご家族の安心につながっていきます。


不動産コンサルティングマスター 山岸 誠


 
 
 

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