相続は魂の承継~徳・才・財を引き継ぎ家族の絆を深める相続にするために~
- 久保巌

- 7月22日
- 読了時間: 2分
更新日:7月31日

相続対策というと、多くの方が「財産をどう分けるか」という点に意識を向けがちです。し
かし、私たちが本当に大切にしたいのは、単なる財産の分配ではなく、“想いの承継”です。
よりそう相続サロンが目指しているのは、日本中から相続が原因で揉めてしまう家族を減
らし、相続をきっかけに家族の絆が深まり、平和な関係が育まれる社会をつくることです。
では、なぜ相続は揉めてしまうのでしょうか。
その多くは、財産の「分け方」だけにフォーカスしてしまうことに原因があります。
確かに、金額や割合は重要です。
しかし、それだけで判断してしまうと、どうしても「多い・少ない」という比較の世界に入り、感情の対立が生まれやすくなります。
そもそも財産とは、その人が人生を通じて大切にしてきた価値観や生き様、すなわち「徳」
と、経験を通じて培ってきた知識や技術、教訓といった「才」の積み重ねの結果として築か
れたものです。つまり、財産は単なる“モノ”ではなく、その人の人生そのものが形になった
ものだと言えるのです。
だからこそ、財産だけを切り分ける承継ではなく、「徳」と「才」を次世代に伝え、その上
に財産の承継を位置づけることが重要になります。これは、魚を与えるのではなく、魚の釣
り方を教えることに似ています。目先の資産だけでなく、生きる力や判断軸を受け継ぐこと
で、次世代は自らの力で未来を切り拓くことができるのです。
さらに言えば、先祖から受け継がれてきた教え、いわゆる「家訓」に、先代の経験や知恵を
重ねていくことで、その家族ならではの価値観や文化が形成されていきます。その「徳」と
「才」がしっかりと承継されていれば、財産の多寡だけで争うことは自然と少なくなり、む
しろ「どう受け継ぎ、どう活かすか」という前向きな対話が生まれるはずです。
私たちは、相続の場を単なる手続きの場ではなく、
「想いを伝える場」「感謝を交換する場」にしていきたいと考えています。
親がどんな想いで人生を歩み、何を大切にしてきたのか。
そして、子どもたちに何を託したいのか。
それを言葉にして残すことで、家族の間に温かな理解が生まれます。
このような“想いの承継”という考え方を、日本全国に広げていきたい。
相続をきっかけに家族関係が壊れるのではなく、むしろ深まっていく。
そんな未来を実現したいと本気で願っています。
そのために、私たちはこれからも一人ひとりの人生に寄り添い、その想いに寄り添う
「よりそう相続サロン」であり続けます。
司法書士 久保 巌




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